大事件だいじけん)” の例文
「なんだい、ひどくあわてて……どんな大事件だいじけんが起こったっていうのかい? えっ、おまえ、透明人間とうめいにんげんにでもぶつかったというのかね?」
かれらは親方のいなくなったについて、そこになにか大事件だいじけんが起こったことを知っていた。それでその説明せつめいをわたしから聞こうとしていた。
それにしても、こんな大事件だいじけんをひきこしたおとこは、どうなったかといって、みんなは、汽罐車きかんしゃしたをのぞいてみました。
白い影 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ラツールさん。ケン小父さん、ダビットさん、張さん、それからラウダさん。みんな起きた、起きた、大事件だいじけんだ」
恐竜島 (新字新仮名) / 海野十三(著)
此地震史上このぢしんしじよう大事件だいじけん舞臺ぶたい未開みかい土地とちであるだけに、記事きじ確信かくしんくわけにもかないが
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
終日しゅうじつかぜおとと、あめおとと、まれにとりこえしかしなかった平原へいげんが、たちまちのあいだに、くさこそぎにされて、寸々すんずんにちぎられ、そらばされるような大事件だいじけんがりました。
戦友 (新字新仮名) / 小川未明(著)