“多愛(たあい)” の例文
さぞすべてがつまらなく、一向(こう)に多愛(たあい)のない夢物語(ゆめものがたり)になって了(しま)いそうで、それが何(なに)より気(き)がかりでございます。
この辺(あたり)に見掛(みか)ける妖精達(ようせいたち)は概(がい)して皆(みな)年齢(とし)の若(わか)いものばかり、性質(せいしつ)も無邪気(むじゃき)で、一向(こう)多愛(たあい)もないが、同(おな)じ妖精(ようせい)でも、五百年(ねん)、千年(ねん)と功労(こうろう)経(へ)たものになると、なかなか思慮(しりょ)分別(ふんべつ)もあり
あまり多愛(たあい)のないお話(はなし)ばかりつづきましたので、今度(こんど)は少(すこ)しばかり複雑(こみい)ったお話(はなし)……一つ願掛(がんか)けのお話(はなし)を致(いた)して見(み)ましょう。この願掛(がんか)けにはあまり性質(たち)の良(よ)いのは少(すくな)うございます。