嗜好すき)” の例文
息子むすこ嗜好すき色々いろ/\もの御馳走ごちさうして「さて、せがれや、おまへ此頃このごろはどうしておいでだえ。矢張やはりわるしわざあらためませんのかえ。」となみだながらにいさめかけると
派出所の巡査など五六名の者は笊碁ざるごの仲間で、ことに自分と升屋とは暇さえあれば気永な勝負を争って楽んでいたのが、改築の騒から此方こっち、外の者はともかく、自分はほとんど何より嗜好すき
酒中日記 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
かれわたくしよりは四つ五つの年長者としかさで、したがつくみちがつてつたので、始終しじうまぢはるでもなかつたが、其頃そのころ校内かうない運動うんどう妙手じやうずなのと無暗むやみ冐險的旅行ぼうけんてきりよかう嗜好すきなのとで、かれわたくしとはゆびられ