トップ
>
周辺
>
あたり
ふりがな文庫
“
周辺
(
あたり
)” の例文
旧字:
周邊
周辺
(
あたり
)
の
話
(
はなし
)
には
稀
(
まれ
)
に
立入
(
たちい
)
るのみで、
質問
(
しつもん
)
をされたら
决
(
けっ
)
して
返答
(
へんとう
)
をしたことの
無
(
な
)
い、
食
(
く
)
う
物
(
もの
)
も、
飲
(
の
)
む
物
(
もの
)
も、
与
(
あた
)
えらるるままに、
時々
(
ときどき
)
苦
(
くる
)
しそうな
咳
(
せき
)
をする。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
重い
柄杓
(
ひしやく
)
に水を溢れさせて、口移しに飲まうとすると、サラリと髪が落つる。髪を
被
(
かづ
)
いた顔が水に映つた。
先刻
(
さつき
)
から
断間
(
しきり
)
なしに
熱
(
ほて
)
つてるのに、
周辺
(
あたり
)
の青葉の故か、顔が
例
(
いつも
)
よりも青く見える。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
猶お
周辺
(
あたり
)
に血の痕の無きを見れば
外
(
ほか
)
にて殺せし者を
舁
(
かつ
)
ぎ来りて投込みし者なる
可
(
べ
)
し又
此所
(
このところ
)
より一町ばかり離れし或家の塀に血の附きたる痕あれど之も殺したる所には非ず多分は血に
塗
(
まみ
)
れたる死骸を
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
僕は見ていてすっかり退屈してしまったな、僕みたいなものがそうなんだから、見馴れた連中は
如何
(
どう
)
なんだろうと思って、
周辺
(
あたり
)
を見回したら、やっぱりみんな思い屈したような顔をしてましたよ。
華々しき一族
(新字新仮名)
/
森本薫
(著)
“周辺”の意味
《名詞》
周辺(しゅうへん)
中心から離れた周りの部分。
(出典:Wiktionary)
“周辺”の解説
世界システム論で周辺(しゅうへん)、周囲(しゅうい)は、資本が乏しく、技術力も劣る発展途上国・地域をいう。世界システム論の提唱者ウォーラーステインは、周辺は中核の国(先進国)や地域に対し、不利な条件で、原料や食糧を供給させられ、貧困から抜け出せないとした。しかし、BRICsのようにまれに周辺から中核への上昇、またはその逆もある。
(出典:Wikipedia)
周
常用漢字
小4
部首:⼝
8画
辺
常用漢字
小4
部首:⾡
5画
“周”で始まる語句
周囲
周章
周
周圍
周防
周旋
周匝
周章狼狽
周瑜
周到