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名吟
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めいぎん
ふりがな文庫
“
名吟
(
めいぎん
)” の例文
という
名吟
(
めいぎん
)
を残しましたが、伊豆をとりかこむ海の風光は、相模の海にしろ駿河の海にしろ、常にえもいわれぬ美しさを呈しております。
深夜の電話
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
「ひどく
見縊
(
みくび
)
るね、じゃ、まあ、さすまい、で、なんだね、
名吟
(
めいぎん
)
ができたかい、どうも昔から
下戸
(
げこ
)
に名吟がないと云うぜ」
草藪の中
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
という歌が、
佐渡
(
さど
)
の島にはあって有名である。山本修之助氏の『佐渡の民謡』という書の中には、このほかにもなおいろいろと嫁の心情を歌った
名吟
(
めいぎん
)
が出ている。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
今日君のお
名吟
(
めいぎん
)
は恐れ入りましたな、
何
(
なん
)
とか申したな、えゝと「煙草には
燧火
(
すりび
)
のむまし梅の
中
(
なか
)
」とは感服々々、僕などのような
横着者
(
おうちゃくもの
)
は出る句も矢張り横着で「梅ほめて
紛
(
まぎ
)
らかしけり
門違
(
かどちが
)
い」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
これ
聊
(
いささ
)
かも
巧
(
たく
)
む所なくして然もその意を尽したる
名吟
(
めいぎん
)
ならずや。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
賣歩行
(
うりあるき
)
し
時
(
とき
)
晋子
(
しんし
)
其角
(
きかく
)
が贈りし
述懷
(
じゆつくわい
)
の
名吟
(
めいぎん
)
なる事は世の人の知る所にして
實
(
げ
)
に定めなきは人の身の上ぞかし偖も越後浪人新藤市之丞が心がらとは云ひながら今は
紙屑
(
かみくづ
)
屋長八と
名乘
(
なのり
)
裏店
(
うらだな
)
住居
(
ずまひ
)
となりしかど追々商賣に身を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
名
常用漢字
小1
部首:⼝
6画
吟
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
“名”で始まる語句
名
名残
名代
名告
名前
名誉
名人
名聞
名高
名題