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友伯父
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ともをぢ
その
晩は
伯父さんも
友伯父さんも
呼ばれて
行きましたが、『
押飯』と
言つて
鳥の
肉のお
露で
味をつけた
御飯の
御馳走がありましたつけ。
友伯父さんはもう十二
歳でしたから、そんな
山の
中の
子供のやうな
髮をして行つて
東京で
笑はれては
成らないと、お
家の
人達が
言ひました。
その
前の
日に、
曾祖母さんは
友伯父さんと
父さんを
側へ
呼びましてお
家の
爐邊でいろ/\なことを
言つて
聞かせて
呉れました。