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到
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い
ふりがな文庫
“
到
(
い
)” の例文
『しかし、彼の先生は肺病だと言ふから、あるひは其病気の為に、
彼処
(
あそこ
)
まで
到
(
い
)
つたものかも知れません。』
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
そんなことを
期
(
あて
)
にしてぐずぐずしているうちには、欣さんが食うに
窮
(
こま
)
ってくる。私の仕送りを頼みにしている身の上なのだから、お金が
到
(
い
)
かなかった日には、どんなに窮るだろう。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「歌よみに与ふる書」を発表した時代には俳句も短歌も要するに形式上の差であって内容に
到
(
い
)
たっては同一のものと論じて居る、それでその頃の歌には、俳句趣味を和歌にも宿そうとした
子規と和歌
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
渡場
(
わたしば
)
に着くと、ちょうど
乗合
(
のりあい
)
が
揃
(
そろ
)
ッていたので、すぐに
乗込
(
のりこ
)
んだ。船頭は未だ
到
(
い
)
なかッたが、
所
(
ところ
)
の
壮者
(
わかいもの
)
だの、娘だの、
女房
(
かみさん
)
達が大勢で働いて、
乗合
(
のりあい
)
に
一箇
(
ひとつ
)
ずつ
折
(
おり
)
をくれたと思い給え。見ると
赤飯
(
こわめし
)
だ。
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
到
常用漢字
中学
部首:⼑
8画
“到”を含む語句
到底
到頭
到着
到来
用意周到
殺到
周到
到来物
到達
想到
到津
到処
立到
到著
着到
思到
到處
着到帳
到彼岸
到々
...