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ふりがな文庫
“
利助
(
りすけ
)” の例文
田舎
(
いなか
)
の
人
(
ひと
)
となりましてからも、
彼
(
かれ
)
は、
利助
(
りすけ
)
のさかずきを
取
(
と
)
り
出
(
だ
)
してながめることによって、さびしさをなぐさめられたのであります。
さかずきの輪廻
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
これは
無理
(
むり
)
なことでありました。そこで
人力曳
(
じんりきひ
)
きの
海蔵
(
かいぞう
)
さんも、まんじゅう
笠
(
がさ
)
をぬいで、
利助
(
りすけ
)
さんのためにあやまってやりました。
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
幸い、本所の御用聞で、
石原
(
いしはら
)
の
利助
(
りすけ
)
親分の娘のお
品
(
しな
)
さん、これは出戻りだが、
縹緻
(
きりょう
)
も才智も人並みすぐれて、こんなことには打って付けの女です。
銭形平次捕物控:020 朱塗の筐
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
小さい関所がござりますから、湯の谷の
利助
(
りすけ
)
と云う
家
(
うち
)
へ泊りました。
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
こんなふうにいっていても、いっこう
利助
(
りすけ
)
さんが、こちらの
心
(
こころ
)
をくみとってくれないので、
海蔵
(
かいぞう
)
さんは、はっきりいってみました。
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
▼ もっと見る
そして、
強
(
つよ
)
く
胸
(
むね
)
を
突
(
つ
)
かれました。なぜなら、
彼
(
かれ
)
の
家
(
いえ
)
に
昔
(
むかし
)
からあった、あのさかずきには、たしかに
利助
(
りすけ
)
という
名
(
な
)
がはいっていたからです。
さかずきの輪廻
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
石原
(
いしはら
)
の
利助
(
りすけ
)
が大怪我をしたという
噂
(
うわさ
)
を聞いた銭形の平次、何を
差措
(
さしお
)
いても、その日のうちに見舞に行きました。
銭形平次捕物控:019 永楽銭の謎
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
と
利助
(
りすけ
)
という若い者が出てまいりまして
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
利助
(
りすけ
)
さんは、いままで
調子
(
ちょうし
)
よくしゃべっていましたが、きゅうに
黙
(
だま
)
ってしまいました。そして、じぶんのほっぺたをつねっていました。
牛をつないだ椿の木
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
利助
(
りすけ
)
のさかずきは、そのお
祖父
(
じい
)
さんの
愛用
(
あいよう
)
したものだと
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
すにつけて、
彼
(
かれ
)
は、なんとなくお
祖父
(
じい
)
さんをかぎりなくなつかしく
思
(
おも
)
いました。
さかずきの輪廻
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それから二た刻あまり、石原の
利助
(
りすけ
)
の娘——女御用聞と言われるお品が顔を出したのは、もう昼過ぎでした。
銭形平次捕物控:088 不死の霊薬
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
女房のお静は
濡
(
ぬ
)
れた手を拭きながら、顔を出しました。その後ろから、ニコニコした顔を覗かせたのは、
石原
(
いしはら
)
の
利助
(
りすけ
)
の娘——娘御用聞——といわれたお
品
(
しな
)
です。
銭形平次捕物控:089 百四十四夜
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
思案に余ったお国は、夫新三郎の留守の時、そっと
石原
(
いしはら
)
の
利助
(
りすけ
)
を呼んで、相談してみる気になりました。
銭形平次捕物控:006 復讐鬼の姿
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
取次のお静は、手を取らぬばかりに、
石原
(
いしはら
)
の
利助
(
りすけ
)
の娘で、年増っぷりの美しいお品を招じ入れました。
銭形平次捕物控:018 富籤政談
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
昨夜
(
ゆうべ
)
柳原河岸で、石原の
利助
(
りすけ
)
親分があの大きい眼を光らせている中から、五人目の花嫁が
攫
(
さら
)
われたっていいますぜ。材木河岸の
美倉屋
(
みくらや
)
の娘で、今度のは大した
容貌
(
きりょう
)
だ」
銭形平次捕物控:010 七人の花嫁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
昨夜
(
ゆうべ
)
柳原河岸で、石原の
利助
(
りすけ
)
親分があの大きい眼を光らせている中から、五人目の花嫁が
攫
(
さら
)
われたっていいますぜ。材木河岸の
美倉屋
(
みくらや
)
の娘で、今度のは大した
容貌
(
きりょう
)
だ」
銭形平次捕物控:010 七人の花嫁
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
与力
(
よりき
)
の笹野新三郎を訪ねて訊くと、
石原
(
いしはら
)
の
利助
(
りすけ
)
は堂守殺しの下手人として、徳蔵稲荷の隣に住んでいる、やくざ者の
仙吉
(
せんきち
)
を挙げたという話、これは
賭博
(
ばくち
)
の元手に困って
銭形平次捕物控:008 鈴を慕う女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「
利助
(
りすけ
)
兄哥か」
銭形平次捕物控:014 たぬき囃子
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
利
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
助
常用漢字
小3
部首:⼒
7画
“利助”で始まる語句
利助兄哥