“りすけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
利助87.5%
利介6.3%
李助6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは無理むりなことでありました。そこで人力曳じんりきひきの海蔵かいぞうさんも、まんじゅうがさをぬいで、利助りすけさんのためにあやまってやりました。
牛をつないだ椿の木 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
とよは碁石の清拭きよぶきせよ。利介りすけはそれそれ手水鉢ちょうずばち、糸目のわん土蔵くらにある。南京なんきん染付け蛤皿はまぐりざら、それもよしかこれもよしか、光代、光代はどこにいる。
書記官 (新字新仮名) / 川上眉山(著)
このことに安兵衛と李助りすけは一致した。二人ふたりが見本のつもりで持って来て、牡丹屋ぼたんや亭主ていしゅに預かってもらった糸まで約束ができて、その荷だけでも一個につき百三十両に売れた。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)