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借金
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かり
ふりがな文庫
“
借金
(
かり
)” の例文
「何だい。人だかりがするじゃないか。
借金
(
かり
)
でもあるようでみっともないったらありゃあしない。お離しよ」
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
伯父といふものは
借金
(
かり
)
を拵へたり、
恋病
(
こひやまひ
)
に
取
(
と
)
つ
憑
(
つか
)
れたり、猫に
祟
(
たゝ
)
られたりする
甥
(
をひ
)
にとつては、少くとも一人は無くてならない実用品なのである。伯父は言つた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
娘ばかりじゃねェ、
失恋
(
ふら
)
れた若い男、
借金
(
かり
)
で首の廻らねェ、百姓
爺
(
おやじ
)
の首が、ゴロンと転がったり……。
鉄路
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
「そうさ。僕の『すみれ』の
借金
(
かり
)
を、君が全部払ってくれるということ。まあそれだけだな」
Sの背中
(新字新仮名)
/
梅崎春生
(著)
借金
(
かり
)
が出来る、田地は段々に
他
(
ひと
)
の物になる、旦那今ま此の
山中
(
やま
)
で、自分の田を作つて居るものが幾人ありますかサ、——其上に
厄介
(
やつかい
)
なものがありますよ、兵隊と云ふ恐ろしい厄介物が
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
▼ もっと見る
一町が間に一軒か二軒、煙草屋、
酒類屋
(
さかや
)
、鑵詰屋、さては紙屋、呉服屋、蕎麦屋、菓子屋に至る迄、渠が其馬鹿に立派な名刺を利用して
借金
(
かり
)
を拵へて置かぬ家は無い。必要があればドン/\借りる。
病院の窓
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「あなたにはまだ、古い
借金
(
かり
)
も
済
(
な
)
していない。こんな物を貰っては」
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
己が
借金
(
かり
)
の為めにとられた杉山が
都会と田園
(新字旧仮名)
/
野口雨情
(著)
つまり、それだけの
現金
(
かね
)
で、
借金
(
かり
)
だらけの具足屋を、わしひとりのものに買い取ったのだ。ありがたくない荷物は、ありがたくない荷物に相違ないが、あの場合やむを得んと思ったのだ
巷説享保図絵
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
“借金”の解説
借金(しゃっきん、debt)とは、お金を借りること。あるいは、借りたお金のことである。
「借入金」(かりいれきん)という用語についても、この項目で説明する。
(出典:Wikipedia)
借
常用漢字
小4
部首:⼈
10画
金
常用漢字
小1
部首:⾦
8画
“借”で始まる語句
借
借家
借問
借財
借銭
借物
借受
借用
借室
借着