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余興
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よきょう
ふりがな文庫
“
余興
(
よきょう
)” の例文
明治三十八年五月四日の午後、
阿吉牛堡
(
あきつぎゅうほう
)
に
駐
(
とどま
)
っていた、第×軍司令部では、午前に
招魂祭
(
しょうこんさい
)
を行った
後
(
のち
)
、
余興
(
よきょう
)
の演芸会を
催
(
もよお
)
す事になった。
将軍
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
然
(
そ
)
う/\、道場新築祝いだった。その折、
余興
(
よきょう
)
に琵琶があった。忘れもしない。
敦盛
(
あつもり
)
が
熊谷
(
くまがい
)
に討たれるところだった。
凡人伝
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
甘口は十二カ月の張り合いから、上戸は笑い、泣き、怒りとあまり香ばしくもない
余興
(
よきょう
)
が出るまで、差しつ差されつ
小酒宴
(
こざかもり
)
に時を移して、永くなったとはいうものの
釘抜藤吉捕物覚書:07 怪談抜地獄
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
この
芸妓
(
げいしゃ
)
は、
昨夜
(
ゆうべ
)
の
宴会
(
えんかい
)
の
余興
(
よきょう
)
にとて、
催
(
もよお
)
しのあった
熊野
(
ゆや
)
の
踊
(
おどり
)
に、朝顔に
扮
(
ふん
)
した美人である。
縁結び
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
当時の吉原は名物の
花魁道中
(
おいらんどうちゅう
)
は既に廃止されていたが、まだ派手気の残っていた頃のことだから、祭礼の
余興
(
よきょう
)
には芸者の手古舞、
幇間
(
ほうかん
)
の屋台踊などいろんな催しものがあった。
桜林
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
▼ もっと見る
「
御意
(
ぎょい
)
のままに何なりと、トシ子さんとあなたの結婚式に
一世
(
いっせ
)
一代の
余興
(
よきょう
)
でもやりますよ」
爬虫館事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
あっしは、旅まわりの
腹話術師
(
ふくわじゅつし
)
です。おやかたのグランド=サーカスの
余興
(
よきょう
)
に、つかっていただきたいと思いまして。腹話術は東京の名人たちにも、ひけはとらないつもりです。
サーカスの怪人
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
こんなふうにして、親方が
余興
(
よきょう
)
にしくんだ
狂言
(
きょうげん
)
はあっけなく
結末
(
けつまつ
)
がついた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
しかし
酔余
(
すいよ
)
の
余興
(
よきょう
)
に、三、四度
伺候
(
しこう
)
したことがある。
新古細句銀座通
(新字新仮名)
/
岸田劉生
(著)
“余興”の意味
《名詞》
余興(よきょう)
宴席などで場を盛り上げるために行われる演芸や催し。
(出典:Wiktionary)
余
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
興
常用漢字
小5
部首:⾅
16画
“余興”で始まる語句
余興係