“小酒宴”の読み方と例文
読み方割合
こざかもり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
甘口は十二カ月の張り合いから、上戸は笑い、泣き、怒りとあまり香ばしくもない余興よきょうが出るまで、差しつ差されつ小酒宴こざかもりに時を移して、永くなったとはいうものの
と、すぐ青燈の下に、小酒宴こざかもりの食器や杯がならべられた。それらの陶器といい室の飾りといい、清楚閑雅せいそかんがあるじの好みがうかがわれて、董承はもう、この人ならではと思いこんでいた。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)