“余興”の読み方と例文
読み方割合
よきょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明治三十八年五月四日の午後、阿吉牛堡あきつぎゅうほうとどまっていた、第×軍司令部では、午前に招魂祭しょうこんさいを行ったのち余興よきょうの演芸会をもよおす事になった。
将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
う/\、道場新築祝いだった。その折、余興よきょうに琵琶があった。忘れもしない。敦盛あつもり熊谷くまがいに討たれるところだった。
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
甘口は十二カ月の張り合いから、上戸は笑い、泣き、怒りとあまり香ばしくもない余興よきょうが出るまで、差しつ差されつ小酒宴こざかもりに時を移して、永くなったとはいうものの