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企謀
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たくらみ
ふりがな文庫
“
企謀
(
たくらみ
)” の例文
一人は、今は小使を志願しても間に合わない、慢性の政治狂と、
三個
(
さんにん
)
を、紳士、旦那、博士に仕立てて、さくら、というものに使って、鴨を
剥
(
はい
)
いで、骨までたたこうという
企謀
(
たくらみ
)
です。
木の子説法
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
岐阜を葬らんという
企謀
(
たくらみ
)
をめぐらしておるとのことにございます
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
だつて、
何
(
なん
)
の
企謀
(
たくらみ
)
を
遊
(
あそ
)
ばすんではなし、
主
(
ぬし
)
のある
方
(
かた
)
だと
云
(
い
)
つて、たゞ
夜半
(
よなか
)
忍
(
しの
)
んでお
逢
(
あ
)
ひなさいます、
其
(
そ
)
のあの、
垣根
(
かきね
)
の
隙間
(
すきま
)
を
密
(
そつ
)
とお
知
(
し
)
らせだけの
玉章
(
ふみ
)
なんですわ。——あゝ、
此處
(
こゝ
)
でしたよ。
艶書
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
這奴
(
しゃつ
)
、
窓硝子
(
まどがらす
)
の
小春日
(
こはるび
)
の
日向
(
ひなた
)
にしろじろと、
光沢
(
つや
)
を
漾
(
ただよ
)
わして、怪しく光って、ト構えた
体
(
てい
)
が、何事をか
企謀
(
たくら
)
んでいそうで、その
企謀
(
たくらみ
)
の整うと同時に、
驚破
(
すわ
)
事を、
仕出来
(
しでか
)
しそうでならなかったのである。
革鞄の怪
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
企
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
謀
常用漢字
中学
部首:⾔
16画
“企”で始まる語句
企
企図
企画
企圖
企望
企劃
企畫
企策
企救
企斯