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仰
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あ
ふりがな文庫
“
仰
(
あ
)” の例文
「なぜ?」ト
仰
(
あ
)
お向けざまにねころぶ拍子に、両手を頭に敷きながら、あたかも胸から押しだしたような声で尋ねた。
あいびき
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
ここに少憩して付近の
勝
(
しょう
)
を探ぐり、はるかに左方
春日山
(
かすがやま
)
の
城跡
(
じょうせき
)
を
仰
(
あ
)
おいで、
曠世
(
こうせい
)
の英傑上杉
輝虎
(
てるとら
)
の雄図を
偲
(
しの
)
び、
夕陽
(
せきよう
)
斜めに北海の
怒濤
(
どとう
)
を
照
(
てら
)
すの夕闇に、
潮
(
うしお
)
鳴
(
な
)
りの物凄き響きをききつつ
本州横断 痛快徒歩旅行
(新字新仮名)
/
押川春浪
、
井沢衣水
(著)
……ですからこのような秘密を打ち明けて先生の御判断を
仰
(
あ
)
おぐのです。
霊感!
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
やがて女は
蒼
(
あおざ
)
めた顔を
仰
(
あ
)
げて
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
青銅の
框
(
わく
)
を
嵌
(
は
)
めた眼鏡を外套の
隠袋
(
かくし
)
から取りだして、眼へ
宛
(
あて
)
がおうとしてみた、がいくら眉を
皺
(
しか
)
め、頬を捻じ上げ、鼻まで
仰
(
あ
)
お向かせて眼鏡を支えようとしてみても
あいびき
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
仰
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
“仰”を含む語句
仰向
被仰
仰臥
仰山
仰反
仰付
仰々
欽仰
仰有
大仰
渇仰
御仰
仰言
有仰
仰聞
仰天
振仰
随喜渇仰
讃仰
渇仰者
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