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仙蔵
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せんぞう
ふりがな文庫
“
仙蔵
(
せんぞう
)” の例文
「そうともそうとも。こうなったら、
急
(
いそ
)
いでくれろと
頼
(
たの
)
まれても、
足
(
あし
)
がいうことを
聞
(
き
)
きませんや。あっしと
仙蔵
(
せんぞう
)
との、
役得
(
やくとく
)
でげさァね」
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
原来
(
がんらい
)
平井氏は
善書
(
ぜんしょ
)
の家である。祖父
峩斎
(
がさい
)
はかつて
筆札
(
ひっさつ
)
を
高頤斎
(
こういさい
)
に受けて、その書が一時に行われたこともある。峩斎、通称は
仙右衛門
(
せんえもん
)
、その子を
仙蔵
(
せんぞう
)
という。
後
(
のち
)
父の称を
襲
(
つ
)
ぐ。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
そりゃァもう
仙蔵
(
せんぞう
)
のいう
通
(
とお
)
り
真正
(
しんしょう
)
間違
(
まちげ
)
えなしの、
生
(
い
)
きたおせんちゃんを
江戸
(
えど
)
の
町中
(
まちなか
)
で
見
(
み
)
たとなりゃァ、また
評判
(
ひょうばん
)
は
格別
(
かくべつ
)
だ。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
折角
(
せっかく
)
お
前
(
まえ
)
さんを
乗
(
の
)
せながら、
垂
(
たれ
)
をおろして
担
(
かつ
)
いでたんじゃ、
勿体
(
もったい
)
なくって
仕方
(
しかた
)
がねえ。
憚
(
はばか
)
ンながら
駕籠定
(
かごさだ
)
の
竹
(
たけ
)
と
仙蔵
(
せんぞう
)
は、
江戸
(
えど
)
一
番
(
ばん
)
のおせんちゃんを
乗
(
の
)
せてるんだと、みんなに
見
(
み
)
せてやりてえんで。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
仙
常用漢字
中学
部首:⼈
5画
蔵
常用漢字
小6
部首:⾋
15画
“仙”で始まる語句
仙人
仙
仙台
仙台平
仙人掌
仙洞御所
仙洞
仙女
仙境
仙北