“せんぞう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仙蔵40.0%
千三20.0%
銑蔵20.0%
千蔵20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
原来がんらい平井氏は善書ぜんしょの家である。祖父峩斎がさいはかつて筆札ひっさつ高頤斎こういさいに受けて、その書が一時に行われたこともある。峩斎、通称は仙右衛門せんえもん、その子を仙蔵せんぞうという。のち父の称をぐ。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
今日きょうもかれはこう思った、がかれはゆかねばならない、荷を肩に負うて一足二足よろめいてやっとふみとどまる、かれは十五ではあるがいたってちいさい、村ではかれを千三せんぞうと呼ぶ人はない
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
……青木竜平あおきりゅうへい——長男千三せんぞう……チビ公と称す、懦弱だじゃく取るに足らず……
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
「お。山口銑蔵せんぞう、松江伝介のふたりが帰って来たか」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
黄母衣きぼろの者、山口銑蔵せんぞうですッ」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この少年は、友永千二ともながせんじといって、今年十三歳になる。彼は、千葉県のある大きな湖のそばに住んでいて、父親千蔵せんぞうの手伝をしている。
火星兵団 (新字新仮名) / 海野十三(著)