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人畜
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にんちく
ふりがな文庫
“
人畜
(
にんちく
)” の例文
それとも私が人間でなくなるのか? ……
何方
(
どっち
)
だか其は分らんが、兎に角互の熱情熱愛に、
人畜
(
にんちく
)
の
差別
(
さべつ
)
を
撥無
(
はつむ
)
して、渾然として一
如
(
にょ
)
となる。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
人畜
(
にんちく
)
の道
異
(
こと
)
にして。その欲を得遂げざれども。耳に妙法の
尊
(
たと
)
きを
聴
(
きゝ
)
て。…………おなじ流に身を
投
(
なげ
)
て。共に
彼岸
(
かのきし
)
に到れかし。
処女の純潔を論ず:(富山洞伏姫の一例の観察)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
女紅場
(
ぢよこうば
)
で、お
師匠
(
ししやう
)
さんをなさります、
其
(
そ
)
のお
心
(
こゝろ
)
の
中
(
うち
)
を
存
(
ぞん
)
じながら、
勿體
(
もつたい
)
ない、
引張
(
ひつぱ
)
りの
地獄宿
(
ぢごくやど
)
で、
鮹
(
たこ
)
の
脚
(
あし
)
を
噛
(
かじ
)
りながら、
袖崎
(
そでさき
)
の
御新姐
(
ごしんぞ
)
が
直傳
(
ぢきでん
)
だ、と
紀伊國
(
きいのくに
)
は
音無瀬川
(
おとなせがは
)
の
狐
(
きつね
)
が
憑
(
つ
)
いた
人畜
(
にんちく
)
が
月夜車
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
(もはや、お二方に対しましては、……御夫婦に向いましては、立って身を支えるにも堪えません、一刻も早くこの
人畜
(
にんちく
)
の
行為
(
おこない
)
に対する、御制裁を待ちます。即時に御処分のほどを願います。)
唄立山心中一曲
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
障子を
蹴放
(
けはな
)
して
驀地
(
まつしぐら
)
に
躍込
(
おどりこ
)
めば、
人畜
(
にんちく
)
相戯
(
あひたはむ
)
れて
形
(
かた
)
の如き不体裁。
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“人畜”の意味
《名詞》
人と畜類。人間と家畜。人獣。
人の情けがない人。
(出典:Wiktionary)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
畜
常用漢字
中学
部首:⽥
10画
“人畜”で始まる語句
人畜生