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不及
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およばず
ふりがな文庫
“
不及
(
およばず
)” の例文
尤
(
もつと
)
も佛體そのまゝ引渡すには
不及
(
およばず
)
、歡喜天の額上にはめ込みたる夜光の珠のみにて宜しく、それを拔き取りて、堂内の壇上に安置されたく候。
銭形平次捕物控:330 江戸の夜光石
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
事
(
こと
)
急
(
きふ
)
にして
掩避
(
おほひさ
)
くるに
不及
(
およばず
)
。
諸客
(
しよきやく
)
之
(
これ
)
を
見
(
み
)
て、(
無不掩口
(
くちをおほはざるはなし
)
。)
唐
(
から
)
では、こんな
時
(
とき
)
(
無不掩口
(
くちをおほはざるはなし
)
。)だと
見
(
み
)
える。
我
(
わ
)
が
朝
(
てう
)
にては
何
(
ど
)
うするか、
未考
(
いまだかんがへず
)
である。
画の裡
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
陳者
(
のぶれば
)
客歳六月該場開業之
砌
(
みぎり
)
、各位御招待申上候御報謝として、華麗之引幕一張御恵賜被成下、御芳志之段
難有
(
ありがたく
)
奉拝受候。就ては該場現今之光栄は申すに
不及
(
およばず
)
、後代之面目と相成、大幸
不過此
(
これにすぎず
)
と奉存候。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
忙ハ
総
(
すべ
)
テ、閑ニ
不及
(
およばず
)
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
驚破
(
すわ
)
といふ時、
綿
(
わた
)
の
条
(
すじ
)
を
射切
(
いき
)
つたら、胸に
不及
(
およばず
)
、
咽喉
(
のんど
)
に
不及
(
およばず
)
、
玉
(
たま
)
の
緒
(
お
)
は
絶
(
た
)
えて媼は
唯
(
ただ
)
一個
(
いっこ
)
、
朽木
(
くちき
)
の像にならうも知れぬ。
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
惣助の得意先は、皆、
渠
(
かれ
)
を称して恩田百姓と呼ぶ。註に
不及
(
およばず
)
、
作取
(
つくりど
)
りのただ儲け、
商売
(
あきない
)
で儲けるだけは、飲むも
可
(
よ
)
し、
打
(
ぶ
)
つも可し、買うも可しだが、何がさてそれで済もうか。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
及
常用漢字
中学
部首:⼜
3画
“不及”で始まる語句
不及申
不及飲