“ツミ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:つみ
語句割合
27.3%
27.3%
山桑18.2%
18.2%
9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
吉野川を中心に固定したツミに化生して漁師を誘うた吉志美キシミヶ嶽の神女の外にも、駢儷体の文章にウツされたらうが、男神が人間の女に通ふ型のとりわけ我国に多い言語伝承の例は
相聞の発達 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
師匠ししょうさまがつらつら亀卜きぼく卦面かめんを案じまするに、すなわち、——富岳フガク鳳雛ホウスウマレ、五狂風キョウフウショウジ、喬木キョウボクアクツミイダイテライカル——とござりましたそうです
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
山かづら・羊歯の葉・寄生ホヨ野老トコロ・山藍・葵・カヘ山桑ツミなどの類に、時代による交替があるのでせう。
翁の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ひとのとも、刀禰トネなどのとで、神の配下の家の意であらうか。カミの属隷の義だらう。カミのみ・ツミ(つは領格の語尾)のみなど、皆精霊の義であらうか。女性の神称に多いなみのみも同様である。
若水の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
めば、天神地祇共にツミし給へ