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をんなげ
近い。が
焼山である。
唐黍も
焦げてゐやう。
茄子の
実も
赤からう。
女気に
遠ざかる
事、
鞄を
除いて十
里に
余つた。
室はがらりと
透いて、それでも七八
人は
乗組んだらう。
女気なし、
縦にも
横にも
自由に
居られる。
旨とすれば父の
怒はいよ/\強く
勘當免ん樣もあらねば
其儘にして過行しが去年父親は
死去しに母は
女氣の心
弱き所へ
持込詫言せしかば故なく
濟で今ははや
往通をなす中に成しに元益は兄といふを