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わうちやく
すくなくも、
電燈が
點くやうに
成ると、
人間は
横着で、どうしてあんなだつたらうと
思ふ、が
其はまつたく
暗かつた。
上げませうの
約束でよこしたのなれども、
元來くれられぬは
横着ならで、
何うでも
爲る
事のならぬ
活地の
無さ
故、
夫れは
思ひ
絶つて
私は
私の
口を
濡らすだけに
原田は
白眼付那の
爰な
横着ものめ定めし汝は脇差ばかりでは
有まじ外々の品も
盜み取て
賣たで
有うと問詰ければ
外に二本の脇差は
騷ぎの
中故火中へ入て御座りしを