“りうでん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
流伝66.7%
流傳33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雪の奇状きじやう奇事きじ大概たいがいは初編にいだせり。なほ軼事てつじあるを以此二編にしるす。すでに初編にのせたるも事のことなるは不舎すてずしてこれろくす。けだし刊本かんほん流伝りうでんひろきものゆゑ、初編をよまざるものためにするのあり。
雪の奇状きじやう奇事きじ大概たいがいは初編にいだせり。なほ軼事てつじあるを以此二編にしるす。すでに初編にのせたるも事のことなるは不舎すてずしてこれろくす。けだし刊本かんほん流伝りうでんひろきものゆゑ、初編をよまざるものためにするのあり。
はるよりして、流言妖語りうげんえうごさかんおこなはれ、十月じふぐわつ十二日じふににちには、たちまち、兩水道りやうすゐだうどくありと流傳りうでんし、市中しちう騷動さうどうふべからず、諸人しよにんみづさわぐこと、さわぐがごとし。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)