“流伝”のいろいろな読み方と例文
旧字:流傳
読み方割合
るでん50.0%
りうでん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この時の記録は幕府の直轄地内のものだけが、代官某の報告によって、江戸の市中の好事家こうずかの間にまで流伝るでんして、幾つもの随筆類に掲げられている。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
その本のなかでは世に流伝るでんしている中将姫ちゅうじょうひめの物語が、俗見とは全く違った方角から取扱われている。『死者の書』は鶴見が数年前から見たいと心がけていながら、手に入れ難かった本の一つである。
雪の奇状きじやう奇事きじ大概たいがいは初編にいだせり。なほ軼事てつじあるを以此二編にしるす。すでに初編にのせたるも事のことなるは不舎すてずしてこれろくす。けだし刊本かんほん流伝りうでんひろきものゆゑ、初編をよまざるものためにするのあり。
雪の奇状きじやう奇事きじ大概たいがいは初編にいだせり。なほ軼事てつじあるを以此二編にしるす。すでに初編にのせたるも事のことなるは不舎すてずしてこれろくす。けだし刊本かんほん流伝りうでんひろきものゆゑ、初編をよまざるものためにするのあり。