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ようしよ
百樹曰、余牧之老人が此書の
稿本に
就て
増修の
説を
添、
上梓の
為に
傭書へ
授る一本を作るをりしも、老人が
寄たる書中に
百樹曰、余牧之老人が此書の
稿本に
就て
増修の
説を
添、
上梓の
為に
傭書へ
授る一本を作るをりしも、老人が
寄たる書中に
齒みかきの
箱我れもと
威を
張りて、
割據の
机の
上に
寄りかゝつて、
今まで
洋書を
繙て
居たは
年頃二十歳あまり三とは
成るまじ、
丸頭の五
分刈にて
顏も
長からず
角ならず、
眉毛は
濃くて
目は
黒目がちに