“よあるき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
夜歩行75.0%
夜行25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相續爲る御身ゆゑ學問にこり夜歩行よあるき一ツなさらざるもさうなくてはかなはねどとは言へ善惡二つながらおあんなさるは親御のつねましてや外にお子とてなき和君あなたが餘り温順おとなしすぎし病氣でも出はせぬかとお案じなされて玉くしげたに親樣おやさまが此忠兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
打ち如何いかに懷中ふところそだちといへ何故なぜ云々これ/\とは言ずして思ひなやみおろかさよ今まで夜歩行よあるき一つせず親孝行な長三郎し氣に入し者あつて素生すじやうたゞしく心立のよき者あらばいやしき勤の藝者にもあれ娼妓にもあれ又は如何いかなる身分みぶんよき人の娘は言も更なりいやしき者の娘なりとも金にあかしてもらひ取りよめに爲んと思ひしに今日はからずもに入た女を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
扱帯しごきの一端を自分の手に持って橋の上を歩きはじめました。お君は、やはり気が変になっています。草も木も眠っているのだから、何人なんぴともこの主従の異形いぎょう夜行よあるきを見てあやしむものはありません。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)