夜行よあるき)” の例文
扱帯しごきの一端を自分の手に持って橋の上を歩きはじめました。お君は、やはり気が変になっています。草も木も眠っているのだから、何人なんぴともこの主従の異形いぎょう夜行よあるきを見てあやしむものはありません。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)