“ゆうけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雄勁47.1%
夕景29.4%
又啓5.9%
有形5.9%
祐慶5.9%
雄剄5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは内面的で、雄勁ゆうけいで、しばしば高踏的でさえあるが、世にも不思議な滋味と渋さとを持ったものである。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
山男、西根山にしねやまにて紫紺のり、夕景ゆうけいいたりて、ひそかに御城下ごじょうか盛岡もりおか)へ立ちそうろううえ材木町ざいもくちょう生薬商人きぐすりしょうにん近江屋源八おうみやげんぱち一俵いっぴょう二十五もんにて売りそうろう
紫紺染について (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
道場どうじょうだっておなじこと、天狗てんぐさんに有形ゆうけい道場どうじょうらないはずでございますが、たねがなくてはつかまえどころがなさぎますから
すると先程からこの様子にみかねたのか、西塔さいとう阿闍梨あじゃりで、祐慶ゆうけいという、名うての荒法師が、白柄の大長刀おおなぎなたを杖について、七尺の長身を波うたせながら、人の列をかきわけて前に出てくると
雲林筆うんりんひつとなへる物は、文華殿ぶんくわでんにも三四ふくあつた。しかしその画帖の中の、雄剄ゆうけいな松の図に比べれば、はるかに画品の低いものである。
支那の画 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)