“むかひかぜ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
向風75.0%
逆風25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
菅笠すげがさ目深まぶかかぶつてしぶきれまいとおもつて向風むかひかぜ俯向うつむいてるからかほえない、みのすそ引摺ひきずつてながいからあしえないで歩行あるいてく、たかさは五尺ごしやくばかりあらうかな
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
面白くはやりし一座もたちましらけて、しきりくゆらす巻莨まきたばこの煙の、急駛きゆうしせる車の逆風むかひかぜあふらるるが、飛雲の如く窓をのがれて六郷川ろくごうがわかすむあるのみ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)