“ほろゑひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
微醉71.4%
微酔28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うした田舍の夜路を、何の思ふことあるでもなく、微醉ほろゑひの足の亂れるでもなく、しつとりとした空氣を胸深く吸つて、ブラリ/\と辿る心地は、渠が長く/\忘れてゐた事であつた。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
さゝゆきまへ通返とほりかへして、微醉ほろゑひ心持こゝろもち八杯はちはいはらつもつたさゝゆきも、さつけて、むねいさゝかのとゞこほりもない。
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
されど熊は次第しだいなれ可愛かあいくなりしと語るうち、主人は微酔ほろゑひにて老夫らうふにむかひ、其熊は熊ではなかりしかと三人大ひに笑ひ、又酒をのませ盃の献酬やりとりにしばらく話消はなしきえけるゆゑしひ下回そのつぎをたづねければ
微酔ほろゑひ機嫌で酒場の中から出て来た
都会と田園 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)