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ぶんたいちやう
ふりがな文庫
“ぶんたいちやう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
分隊長
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
分隊長
(逆引き)
混亂
(
こんらん
)
が
隊伍
(
たいご
)
の
中
(
なか
)
に
起
(
おこ
)
つた。
寢呆
(
ねぼ
)
けて
反對
(
はんたい
)
に
駈
(
か
)
け
出
(
だ
)
す
兵士
(
へいし
)
もゐた。ポカンと
空
(
そら
)
を
見上
(
みあ
)
げてゐる
兵士
(
へいし
)
もゐた。
隊列
(
たいれつ
)
の
後尾
(
こうび
)
にゐた
分隊長
(
ぶんたいちやう
)
の
高岡軍曹
(
たかをかぐんそう
)
は
直
(
す
)
ぐに
岸
(
きし
)
に
駈
(
か
)
け
寄
(
よ
)
つた。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
歸營
(
きえい
)
してから三
日目
(
かめ
)
の
朝
(
あさ
)
だつた。
中隊教練
(
ちうたいけうれん
)
が
濟
(
す
)
んで
一先
(
ひとま
)
づ
解散
(
かいさん
)
すると、
分隊長
(
ぶんたいちやう
)
の
高岡軍曹
(
たかをかぐんそう
)
は
我々
(
われわれ
)
を
銃器庫裏
(
ぢうきこうら
)
の
櫻
(
さくら
)
の
樹蔭
(
こかげ
)
に
連
(
つ
)
れて
行
(
い
)
つて、「
休
(
やす
)
めつ‥‥」と、
命令
(
めいれい
)
した。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
「みんな
眠
(
ねむ
)
つちやいかん‥‥」と、
時時
(
ときどき
)
我我
(
われわれ
)
の
分隊長
(
ぶんたいちやう
)
の
高岡軍曹
(
たかをかぐんそう
)
は
無理作
(
むりづく
)
りのドラ
聲
(
ごゑ
)
を
張
(
は
)
り
上
(
あ
)
げた。が、
中根
(
なかね
)
ばかりではない、どの
兵士達
(
へいしたち
)
ももうそれに
耳
(
みみ
)
を
假
(
か
)
すだけの
氣力
(
きりよく
)
はなかつた。
一兵卒と銃
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
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