“ふとつちよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
肥大漢20.0%
肥大婦20.0%
肥満女10.0%
肥大女10.0%
肥満人10.0%
肥満漢10.0%
肥滿人10.0%
肥滿女10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
翌朝、イワン・フョードロヸッチが目覚めた時には、肥大漢ふとつちよの地主の姿はもうなかつた。これが彼の道中で遭遇した、たつた一つの、目覚ましい出来事だつた。
とほりすがる肥満女ふとつちよねぎもてるかひなりてうちいどむ。
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
肥満女ふとつちよの息の臭い、馬鹿力のある
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
人數にんずのそそくさに此女中このぢよちゆうと、ほかには御飯ごはんたきらしき肥大女ふとつちよおよび、其夜そのよりてよりくるまばせて二人ふたりほどきたりしひとあり、一人ひとり六十ろくじふちかかるべき人品じんぴんよき剃髮ていはつ老人らうじん
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
主婦おかみつて頼んだのでもなく、矢張普通ただの女中で、額の狭い、小さい目と小さい鼻を隠して了ふ程頬骨の突出た、土臼どうすの様な尻の、先づ珍しい許りの醜女みたくなし肥満人ふとつちよであつた。
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
さもなければ、袋を締める時に縄の下へ髪の毛を括り込まれたチューブが悲鳴をあげたのと、肥満漢ふとつちよの村長がかなりはつきり逆吃しやつくりをしたのを、耳にしない筈がなかつた。
主婦おかみつて頼んだのでもなく、矢張普通の女中で、額の狹い、小さい目と小さい鼻をかくして了ふ程頬骨の突出た、土臼の樣な尻の、先づ珍しい許りの醜女ぶをんな肥滿人ふとつちよであつた。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
肥滿女ふとつちよ囘々フイフイ教徒きようと紅頭巾あかづきん、唖か、つんぼか、にべもなく
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)