-
トップ
>
-
びようし
また
松島では、
老母と
少女とが
抱き
合せて
葬つてありましたが、これは
定めし
祖母と
孫娘とが
同時に
病死したものを
葬つたものと
思はれます。
如何に
人にも
笑はれけん
思へば
其頃が
浦山し
君さま
東京へ
歸給ひし
後さま/″\
續く
不仕合に
身代は
亂離骨廢あるが
上に二
タ親引つゞきての
病死といひ
憂きこと
重なる
神無月袖にもかゝる
時雨空に
心のしめる
我れを
ふたりは、そのじぶん、
上手でひょうばんの
美容師をよんで、頭のかざりから足のくつ先まで、一
分のすきもなしに、すっかり、
流行のしたくをととのえさせました。