“ひんにぎ”の漢字の書き方と例文
語句割合
引握100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、老爺ぢい今度こんど自分じぶんきざんだうをを、これはまた不状ぶざま引握ひんにぎつたまゝひとしくげる、としぶきつたが、浮草うきくささつけて、ひれたて薄黒うすぐろく、水際みづぎはしづんでスツととまる。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
渋色のたくましき手に、赤錆あかさびついた大出刃を不器用に引握ひんにぎって、裸体はだかおんな胴中どうなかを切放していぶしたような、赤肉と黒の皮と、ずたずたに、血筋をかがった中に、骨の薄く見える
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「へい。」と巌丈がんぢやう引握ひんにぎつたおほきなてのひらをもつさりとける、とひかる。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)