“ひねずみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
火鼠100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あなたの欲しいものは何ですか? 火鼠(ひねずみ)の裘(かわごろも)ですか、蓬莱(ほうらい)の玉の枝ですか、それとも燕(つばめ)の子安貝(こやすがい)ですか?
二人小町 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
第三番(だいさんばん)の阿倍(あべ)の右大臣(うだいじん)は財産家(ざいさんか)でしたから、あまり惡(わる)ごすくは巧(たく)まず、ちょうど、その年(とし)に日本(につぽん)に來(き)た唐船(とうせん)に誂(あつら)へて火鼠(ひねずみ)の皮衣(かはごろも)といふ物(もの)を買(か)つて來(く)るように頼(たの)みました。
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
それからその寝姿を半蔽(なかばおお)っている、着物らしいものが見えましたが、これは芥火に反(そむ)いているので、噂に聞く天狗の翼だか、それとも天竺(てんじく)にあると云う火鼠(ひねずみ)の裘(けごろも)だかわかりません。——
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
それは五人(ごにん)とも別々(べつ/\)で、石造皇子(いしつくりのみこ)には天竺(てんじく)にある佛(ほとけ)の御石(みいし)の鉢(はち)、車持皇子(くらもちのみこ)には東海(とうかい)の蓬莱山(ほうらいさん)にある銀(ぎん)の根(ね)、金(きん)の莖(くき)、白玉(しらたま)の實(み)をもつた木(き)の枝(えだ)一本(いつぽん)、阿倍(あべ)の右大臣(うだいじん)には唐土(もろこし)にある火鼠(ひねずみ)の皮衣(かはごろも)
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)