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ひねずみ
ふりがな文庫
“ひねずみ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
火鼠
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
火鼠
(逆引き)
あなたの欲しいものは何ですか?
火鼠
(
ひねずみ
)
の
裘
(
かわごろも
)
ですか、
蓬莱
(
ほうらい
)
の玉の枝ですか、それとも
燕
(
つばめ
)
の
子安貝
(
こやすがい
)
ですか?
二人小町
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
第三番
(
だいさんばん
)
の
阿倍
(
あべ
)
の
右大臣
(
うだいじん
)
は
財産家
(
ざいさんか
)
でしたから、あまり
惡
(
わる
)
ごすくは
巧
(
たく
)
まず、ちょうど、その
年
(
とし
)
に
日本
(
につぽん
)
に
來
(
き
)
た
唐船
(
とうせん
)
に
誂
(
あつら
)
へて
火鼠
(
ひねずみ
)
の
皮衣
(
かはごろも
)
といふ
物
(
もの
)
を
買
(
か
)
つて
來
(
く
)
るように
頼
(
たの
)
みました。
竹取物語
(旧字旧仮名)
/
和田万吉
(著)
それからその寝姿を
半蔽
(
なかばおお
)
っている、着物らしいものが見えましたが、これは芥火に
反
(
そむ
)
いているので、噂に聞く天狗の翼だか、それとも
天竺
(
てんじく
)
にあると云う
火鼠
(
ひねずみ
)
の
裘
(
けごろも
)
だかわかりません。——
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
それは
五人
(
ごにん
)
とも
別々
(
べつ/\
)
で、
石造皇子
(
いしつくりのみこ
)
には
天竺
(
てんじく
)
にある
佛
(
ほとけ
)
の
御石
(
みいし
)
の
鉢
(
はち
)
、
車持皇子
(
くらもちのみこ
)
には
東海
(
とうかい
)
の
蓬莱山
(
ほうらいさん
)
にある
銀
(
ぎん
)
の
根
(
ね
)
、
金
(
きん
)
の
莖
(
くき
)
、
白玉
(
しらたま
)
の
實
(
み
)
をもつた
木
(
き
)
の
枝
(
えだ
)
一本
(
いつぽん
)
、
阿倍
(
あべ
)
の
右大臣
(
うだいじん
)
には
唐土
(
もろこし
)
にある
火鼠
(
ひねずみ
)
の
皮衣
(
かはごろも
)
竹取物語
(旧字旧仮名)
/
和田万吉
(著)
ひねずみ(火鼠)の例文をもっと
(3作品)
見る
“ひねずみ”の意味
《名詞》
中国の怪物。南方の火山の火中に棲息するとされる白鼠。
(出典:Wiktionary)