“でぐち”の漢字の書き方と例文
語句割合
出口100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこあいちやんがふには、『ねずちやん、おまへこのいけ出口でぐちつてゝ?わたし全然すつかりおよ草臥くたびれてしまつてよ、ねずちやん!』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
車外しやぐわい猛獸まうじうは、る/\うち氣色けしきかわつてた。すきうかゞつたる水兵すいへいは、サツと出口でぐちとびらひらくと、途端とたん稻妻いなづまは、猛然まうぜんをどらして、彼方かなたきし跳上をどりあがる。
野々宮は右の手を竹の手欄てすりから出して、菊の根をしながら、何か熱心に説明してゐる。美禰子は又むかふをむいた。見物に押されて、さつさと出口でぐちの方へ行く。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)