“てまね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手真似52.7%
手招40.5%
手眞似5.4%
手似1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、手を振りぬいて後の者を制しながら、一方、あなたの山腹へ向っても、出せるだけの声を張って、何やら手真似てまねで意志を送っていた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
をんな彌次郎やじらうとこうへにあがり、よこになつて、此處こゝいと、手招てまねぎをして彌次郎やじらうをひやかす、彌次郎やじらうひとり
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
『オヽ、濱島はまじまさん⁈ よくぞんじてをりますよ、雇人やとひにんが一千にんもあつて、支店してんかずも十のゆび——ホー、そのたくですか、それはつて、あゝつて。』とくち手眞似てまねまどからくび突出つきだして
女はその石碑のうちの小さいのを指さして、唖のやうに無言に、土を掘れと手似てまねをするので、大胆な黒い騎士は、度胸をきめて土を掘りました。
小熊秀雄全集-14:童話集 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)