“ちやき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
茶器37.5%
茶箕25.0%
茶技12.5%
茶木12.5%
茶氣12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あいちやんは、はたおもあたることあるものゝごとく、『それで此處こゝ此麽こんな澤山たくさん茶器ちやきがあるのねえ?』とたづねました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
銅印どういんが一つ、石印せきいんふたつ、ペン皿に代へた竹の茶箕ちやき、その中の万年筆、それからぎよく文鎮ぶんちんを置いた一綴ひとつづりの原稿用紙——机の上にはこのほか老眼鏡らうがんきやうが載せてある事も珍しくない。
東京小品 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
壽阿彌の姪が茶技ちやきくはしかつたことは、伯父をぢの手紙に徴して知ることが出來るが、その蒔繪をくしたことは、刀自の話に由つて知られる。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
壽阿彌の姪は茶技ちやきには餘程くはしかつたと見える。同じ手紙の末にかう云つてある。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
これで病附やみついた東皐子とうくわうしは、翌日よくじつ徒弟とていおよ穴掘あなほり老爺おやぢ同行どうかうして、さかんに發掘はつくつし、朝貌形完全土器あさがほがたくわんぜんどきしたなどは、茶氣ちやき滿々まん/\である。