“ちやみ”の漢字の書き方と例文
語句割合
茶箕100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夏目なつめ先生はペン皿の代りに煎茶せんちや茶箕ちやみを使つてゐられた。僕は早速さつそくその智慧ちゑを学んで、僕の家に伝はつた紫檀したんの茶箕をペン皿にした。
身のまはり (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
僕は鎌倉に住んでゐた頃、菅虎雄すがとらを先生に字を書いて頂きこの茶箕ちやみの窪んだ中へ「本是山中人もとこれさんちうのひと 愛説山中話とくことをあいすさんちうのわ」ときざませることにした。
身のまはり (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)