“ちやうめい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
町名57.1%
長命14.3%
長明14.3%
鬯明14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宗助そうすけ横濱よこはまはうはせてやうとおもつたが、つい番地ばんち町名ちやうめいいてかなかつたので、うすること出來できなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
つがせ其身はたゞ明暮あけくれ念佛ねんぶつの門に入て名號みやうがうとなふるほか他事たじなかりしとぞ依て追々おひ/\佛果ぶつくわを得富右衞門は長命ちやうめいにてつひに年齡八十一歳に至りねむるが如く大往生だいわうじやうを遂げしとぞ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
僕「これですか? これは『方丈記はうぢやうき』ですよ。僕などよりもちよつと偉かつたかも長明ちやうめいと云ふ人の書いた本ですよ。」
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
既にしてわれは己れの又呼吸するを覺え、我疲勞の稍〻恢復すると共に、我意識は稍〻鬯明ちやうめいなりき。我身は冷にして堅き物の上に在り。こは一の巨巖の頭なるべし。