“たびた”の漢字の書き方と例文
語句割合
旅立100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
来年らいねんなつまで、ここへきて、ゆっくりやすむがいい。そしてまた来年らいねんになったら、そちらへ旅立たびたつがいい。」といったのでした。
寒い日のこと (新字新仮名) / 小川未明(著)
なつからあきにかけて、はやしや、花園はなぞのにきてあそんでいたちょうや、はちや、や、とんぼや、せみが、だんだんさむくなるので、ふねってあたたかなみなみくに旅立たびたつのであります。
玉虫のおばさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
とんぼは、あらし言葉ことばにふるえて、だまっていました。そのばん、とんぼのちいさなたましいは、あおい、あおそらを、うえへ、うえへとけていました。遠方えんぽうの、きよらかにかがやいているほし世界せかいへと旅立たびたったのであります。
寒い日のこと (新字新仮名) / 小川未明(著)
そこで二人ふたりは、みなみくにしてくもをかすみと旅立たびたった。
つばめと乞食の子 (新字新仮名) / 小川未明(著)