“そうれん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
操練33.3%
宋濂16.7%
宗濂16.7%
澡錬16.7%
粧奩16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日曜か何かひまな時か又は月夜などに操練そうれんをして、イザ戦争と云う時に出て行くと云うばかりで、太平の時はず若い者の道楽仕事であるから、折角せっかくこしらえた軍服も滅多めったに着ることがない所に
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
克勤の民意をかくの如くなりしかば、事をること三年にして、戸口増倍し、一郡饒足じょうそくし、男女怡々いいとして生をたのしみしという。克勤愚菴ぐあんと号す。宋濂そうれん愚庵先生方公墓銘文ほうこうぼめいぶんあり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
道衍わかきより学を好み詩をたくみにし、高啓こうけいと友としく、宋濂そうれんにも推奨すいしょうされ、逃虚子集とうきょししゅう十巻を世に留めしほどの文才あるものなれば、道衍や筆を執りけん、あるいは又金忠の輩やことばつづりけん
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
道衍の卓敬にける、私情の憎嫉ぞうしつありて、方孝孺に於ける、私情の愛好あるか、何ぞ其の二者に対するの厚薄あるや。孝孺は宗濂そうれんの門下の巨珠にして、道衍と宋濂とはけだし文字の交あり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
漢の武帝の如く神仙を好尚こうしょうせず、かつ宗濂そうれんって、人君く心を清くし欲をすくなくし、民をして田里に安んじ、衣食に足り、熈々皡々ききこうこうとしてみずから知らざらしめば、是れ即ち神仙なりと
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
... 生々せいせいの類、三世神識常に滅せず。およそ善悪をなせば、必ず報応あり。ようやく勝業を積みて、粗鄙そひを陶冶し、無数の形を経て、神明を澡錬そうれんし、すなわち無生に至りて、仏道を得」と
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
に七千円の粧奩そうれんを随へて、百万金もあがなふ可からざる恋女房を得べき学士よ。彼は小買の米を風呂敷に提げて、その影の如く痩せたる犬とともに月夜を走りし少年なるをや。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)