粧奩そうれん)” の例文
に七千円の粧奩そうれんを随へて、百万金もあがなふ可からざる恋女房を得べき学士よ。彼は小買の米を風呂敷に提げて、その影の如く痩せたる犬とともに月夜を走りし少年なるをや。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)