“すみぞめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
墨染91.4%
黒染8.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なんとなく里恋しく、魯智深は墨染(すみぞめ)の衣に紺の腰帯(ようたい)をむすび、僧鞋(くつ)を新たにして、ぶらと文殊院(もんじゅいん)から麓道(ふもと)のほうへ降りていった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夕立雲(ゆふだちぐも)が立籠(たちこ)めたのでもなさゝうで、山嶽(さんがく)の趣(おもむ)きは墨染(すみぞめ)の法衣(ころも)を襲(かさ)ねて、肩(かた)に紫(むらさき)の濃(こ)い袈裟(けさ)した、大聖僧(だいせいそう)の態(たい)がないでもない。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
矮人(ひきうど)の黒染(すみぞめ)すがたつと見(み)えて
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫、薄田淳介(著)
美女(たをやめ)の背後(うしろ)に当(あた)る……其(そ)の山懐(やまふところ)に、唯(たゞ)一本(ひともと)、古歌(こか)の風情(ふぜい)の桜花(さくらばな)、浅黄(あさぎ)にも黒染(すみぞめ)にも白妙(しろたへ)にも咲(さ)かないで、一重(ひとへ)に颯(さつ)と薄紅(うすくれなゐ)。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)