“じょうえん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
上演20.0%
上縁20.0%
城園20.0%
情焔20.0%
穠艶20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
欝金うこん風呂敷ふろしきつつんで、ひざうえしっかかかえたのは、亭主ていしゅ松江しょうこう今度こんど森田屋もりたやのおせんの狂言きょうげん上演じょうえんするについて、春信はるのぶいえ日参にっさんしてりて
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
花の時の子房しぼうは緑色で、その上縁じょうえん狭小きょうしょうな五萼片がくへんがある。花後かご、この子房しぼうは成熟して果実となり、その上方の小孔しょうこうより黒色の種子が出る。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
城園じょうえんの奥に、毘沙門堂びしゃもんどうがあった。ふたりは、月もる濡れ縁に腰かけて、天下の人物を論じ、時雲じうんを語りあい、また若い生命をこのときにうけた身を祝福しあって、夜のくるのもわすれていた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それは嫉妬しっととか競争心とかいう激しい女の情焔じょうえんを燃えさすには到らなかった。相手があまりにあどけなかったからだ。
雛妓 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
ソノ画ク所花卉かき翎毛れいもう山水人物ことごと金銀泥きんぎんでいヲ用ヒテ設色スルニ穠艶じょうえん妍媚けんびナラザルハナク而モ用筆ようひつ簡淡かんたんニシテ一種ノ神韻しんいんアリ
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)