“神韻”の読み方と例文
読み方割合
しんいん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
 この句を解する者いわく、ただ神無月の寂寞せきばくたる有様を現はしたるのみ。しかも禅寺の松葉と見つけたる処神韻しんいんあり、云々と。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
これは芸術家としての、特に大衆作家としての彼の強味でもあると同時に、彼の作品に神韻しんいんともいうべき風格を欠如させている理由でもある。
江戸川乱歩 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
け、その神韻しんいんを感じるにつけ、どなたがあれをお切りになったか、どうしても知りたい気がする。甚だ、つかぬことを
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)