“しんいん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
神韻71.4%
新院14.3%
真因7.1%
深院7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは芸術家としての、特に大衆作家としての彼の強味でもあると同時に、彼の作品に神韻しんいんともいうべき風格を欠如させている理由でもある。
江戸川乱歩 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
本院の光厳こうごん上皇と、新院しんいん豊仁とよひととの、おふた方である。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この、被害者の生殖器にかかる残虐を加える一事こそは、「斬り裂くジャック」の全犯行を貫く共通な大特徴で、また一世を怖慄ふりつせしめたセンセイションの真因しんいんでもあった。
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
そして、その素人素人しろうとしろうとした粗削あらけずりなり口こそ、かえってその筋の苦労人の手足を封じ込めた最大の真因しんいんだった観がある。が、実際は、こうなるとすべてが運であり、一に機会の問題である。
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
深院しんいん後閣こうかく哀禽あいきんが昼をひとしおせきとしていた。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)