“豊仁”の読み方と例文
読み方割合
とよひと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
京都に入つた尊氏は、先に北條氏の擁立した量仁かずひと親王(光厳院)の御弟豊仁とよひと親王を立て、天皇(光明院)と称し奉つた。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
さっそく、光厳上皇と豊仁とよひと親王を、みずからお迎えして、男山の一院にあがめ、侍座には、三宝院の賢俊けんしゅんを、お添え申しあげた。元々、賢俊は持明院統の臣下である。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
本院の光厳こうごん上皇と、新院しんいん豊仁とよひととの、おふた方である。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)