新院しんいん)” の例文
そののち新院しんいんはおとらわれになって、讃岐さぬきくにながされ、頼長よりながげて途中とちゅうだれがたともしれないられてにました。
鎮西八郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
本院の光厳こうごん上皇と、新院しんいん豊仁とよひととの、おふた方である。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして為朝ためとも御機嫌ごきげんをとるつもりで、きゅう新院しんいんねがって為朝ためとも蔵人くらんどというおもやくにとりてようといいました。すると為朝ためともはあざわらって
鎮西八郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
新院しんいん味方みかたせいすくないので心配しんぱいしておいでになるところでしたから、為朝ためともたとおきになりますと、たいそうおよろこびになって、さっそくおそばにんで
鎮西八郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)