“じゃま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
邪魔98.8%
邪間1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鼎造のいわゆるよその雄で鼎造から好意を受けている青年が三人はたしかにいて、金ボタンの制服で出入りするのが、復一の眼の邪魔じゃまになった。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
私はその間ここにいては邪魔じゃまになるから、例の小説の資料を採訪すべく、五六日の予定でさらに深く吉野川の源流地方をきわめて来る。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
なに滅相めっそうなことじゃ、わらわがまいって、浜村屋はまむらや病気びょうきなおしてらせるのじゃ。——邪間じゃまだてせずと、そこ退きゃ」
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
いまぐにもける器用きよううでかえって邪間じゃまになって、着物きものなんぞおんないても、はじまらないとのこころからであろう。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
まえのおたくにくらべたら、物置小屋ものおきごやにもりない住居すまいでござんすが、ここばっかりは、邪間じゃまするものもない二人ふたり世界せかい
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)